FreeNAS にはレプリケーションとスナップショットの機能が付いているので、FreeNAS のみで定期的な自動バックアップが出来てしまいます。便利です。
以下に FreeNAS9.3(日本語化版) での手順を書き残しておきます。
- 送信元の FreeNAS とは別に、リモート(送信先)となる FreeNAS の PC を用意します。
- 送信先 FreeNAS にボリュームを作成しておきます。
- 送信元から送信先へ SSH 通信が出来るようにします
- 送信元にて、[ストレージ]-[リプリケーションタスク] の [パブリックキーを表示] ボタンを押し、中身をコピーして。
- 送信先にて、[アカウント]-[ユーザー]-[ユーザーを表示] で、root に合わせて [ユーザを修正]ボタンを押して、表示されたダイアログの[SSH公開鍵]の箇所に前述のパブリックキーをペースト。
- 送信先にて、[サービス] で、SSH を ON に。
- 定期的なスナップショットタスクを作成します。
- 送信元にて、[ストレージ]-[定期的なスナップショットタスク] の [定期的なスナップショットを追加]ボタンを押して、御随意に設定。
- 設定内容はしばらく運用してから間隔とか保持期間とかを調整するのが良さげです。最初は悩まず適当に設定してOKな気がします。
- 送信元にて、[ストレージ]-[定期的なスナップショットタスク] の [定期的なスナップショットを追加]ボタンを押して、御随意に設定。
- レプリケーションタスクを作成します。
- 送信元にて、[ストレージ]-[リプリケーションタスク] の [リプリケーションを追加] ボタンでダイアログを表示します。
- Remote ZFS Volume/Dataset: に、送信先のボリューム/データセットを指定します。
- リモートホスト名: に、送信先のIPを記載します。
- [SSH KeyScan] ボタンを押します。すると リモートホストキー: の項目にキーが設定されるハズです。
- [OK]でダイアログを閉じると、今作成したタスクが画面に表示されます。[状態]の項目が"Running"になっていれば成功です。
以上です。
FreeNASのマスター側(っていう言い方はしないのかな?)は複数のHDDと十分なメモリを積んで運用しているケースが多いと思いますが、リモート側(送信先)のFreeNASはそこまでのスペックは不要で、昨今のノートPC程度に外付けHDDでもスペック的には十分。
Windows 上に VMware 等を使って FreeNAS をゲストとして動かせば、リモート側専用の PC をあてがう必要もありません。
さらに、インターネットを使ってリモートPCを外部に置いたり、予算が許せばクラウドサービス使ったりで、遠隔地バックアップも出来ます。
FreeNAS 開発者の方々に感謝です。
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Last-modified: 2016-06-01 (Wed) 22:30:00 (JST) (3023d) by takatsuka